計算方法と出典
計算の流れ
- コースを約100mごとの点に分け、各点の標高を国土地理院の標高APIで取得する(事前に1回だけ取得し、ページ表示のたびに通信はしない)。
- 橋とトンネルの区間は、地表面(川面や山の上)の標高になるため、前後の点の標高で直線補間する。約300mの移動平均でならす。
- 100mごとの勾配 g(上昇量÷水平距離)から、坂の補正倍率 f(g) を求める。
- 各区間の時間 = 目標タイム × (区間長 × f) ÷ Σ(区間長 × f)。合計は必ず目標タイムに一致する。
- 1kmごとに合計し、目安ペースと通過タイムを表示する。
坂の補正の目安(選べる3種類)
- 実走データの目安(既定)
- Strava Engineering「An Improved GAP Model」(Drew Robb、2017年10月)の公開図から読み取った近似値(勾配 −10%: 0.88、−5%: 0.90、0%: 1.00、+5%: 1.18、+10%: 1.46。読み取り誤差 ±0.02 程度)を直線でつないだもの。±10%の外側は端の値で一定。
同じ心拍で平地を走った場合のペースに換算するという考え方に基づく。
出典: https://medium.com/strava-engineering/an-improved-gap-model-8b07ae8886c3(2026-10-12確認) - 研究式(Minetti 2002)
- Minetti AE, Moia C, Roi GS, Susta D, Ferretti G. Energy cost of walking and running at extreme uphill and downhill slopes. J Appl Physiol 93:1039–1046, 2002(doi:10.1152/japplphysiol.01177.2001)。
走行のエネルギーコスト Cr(i) = 155.4i⁵ − 30.4i⁴ − 43.3i³ + 46.3i² + 19.5i + 3.6(J/kg/m、i は勾配、適用範囲 −0.45〜+0.45)。
同じ代謝パワーなら速度はコストに反比例すると仮定し、倍率 = Cr(i)/Cr(0)。
トレッドミルで山岳エリート男性10名を測った式で、論文自身の検証でも下り坂の速さを大きく見積もりすぎる(約3倍)ため、下りの速さは過大になりやすい。
出典: https://journals.physiology.org/doi/full/10.1152/japplphysiol.01177.2001(2026-10-12確認) - 補正なし
- 全区間を同じペースにする(比較用)。
注意
- 目安であり、個別のトレーニングや健康についての助言ではありません。風・気温・路面・混雑・疲労・個人差は反映していません。
- コースの経路は、大会公式の関門・通過予想地点の地点名と距離などの文章と、OpenStreetMap の道路データから推定しています。公式のコース図は転載・書き写ししていません。実際のコースと異なる場合があります。
- 標高は国土地理院の地表面のデータで、精度はデータの種類により標準偏差0.3m〜5m程度です。
データの出典表示
- 経路の元データ: © OpenStreetMap contributors(Open Database License 1.0)。推定した経路は OpenStreetMap のデータを加工したものです。このサイトのコースの点列データ(
assets/data-*.js)は、OpenStreetMap のデータから作った派生データベースとして Open Database License 1.0 で提供します。 - 標高: 出典 国土地理院ウェブサイト(https://maps.gsi.go.jp/development/elevation_s.html)。国土地理院の標高API(基盤地図情報 数値標高モデル)の値をもとに、橋・トンネル区間の補間と平滑化をして作成。国土地理院コンテンツ利用規約(公共データ利用規約 第1.0版(PDL1.0)を適用)に従って利用しています。加工した値は国土地理院が作成したものではありません。
- どの大会のページも、経路は OpenStreetMap、標高は国土地理院の標高APIから作っており、上の2つの表示がすべての大会に当てはまります。大会公式の情報(関門・通過予想地点の地点名と距離など)は、経路の照合に使った事実の情報で、各ページに出典を書いています。